旧ソビエト圏発祥のトランプゲームで、Wikipediaにも記載されている通り、基本は運要素の強いカジュアルゲームです。ただし、ちょっとしたセオリーや戦略も必要で、遊び心地としては「ジャーマンホイスト」と「ラッシュデュエル」を足して2で割ったような感覚に近いかもしれません。日本でよく知られているトランプゲームには似たものがなく、独特のプレイ感があります。
ゲームの準備
使用するカードは通常の52枚デッキから間引いて構成します。
- 24枚パターン:各スートの9,10,J,Q,K,A(2人プレイにおすすめ)
- 36枚パターン:各スートの6〜A(だいたいこのセットが主流)
- 52枚パターン:2〜Aすべて使用(大人数でのプレイに)
ディール(配札)
- 初回のディーラーはランダムに決定(例:1枚ずつめくって一番弱いカードを引いた人)。
- 2回目以降は「デュラーク(敗者)」がディーラーになります。
- 各プレイヤーに6枚ずつ配り、残りは山札に。
- 山札の一番上のカードをめくって山札の下に差し込み、そのスートが「切り札スート」となります。
プレイの流れ
- 先攻の決定
Wikipediaによると「切り札スートの中で最も弱いカードを持つ人」が先攻ですが、ホームルールではディーラーがそのまま先攻になることも。 - 攻撃と防御
攻撃プレイヤーは右隣のプレイヤーを攻撃。最初の1枚は自由に出せます。
防御側は以下の条件でカードを出して防御します:- 同じスートで、攻撃カードより強いカード
- 切り札スート(攻撃が切り札の場合は、より強い切り札で防御)
- 2枚目以降の攻撃
場に出ているカードと同じランクのカードのみ攻撃可能。
例:♠9で攻撃→♠Kで防御された場合、攻撃側が出せるのは♥9, ♦9, ♣9, ♥K, ♦K, ♣Kなど。 - 防御失敗時
防御できない、または意図的に防御しない場合は場のカードをすべて受け取ります。 - 防御成功時
場のカードは使用済みとして裏返して除去。 - 手札補充
山札がある場合、攻撃側から順に手札が6枚になるように補充。6枚以上ある場合は補充なし。 - ターン移行
防御成功なら防御者が次の攻撃者に。防御失敗なら防御者の右隣が次の攻撃者に。
※2人プレイの場合、防御失敗すると同じ攻撃者が続けて攻撃可能。「まだ俺のバトルフェイズは終了していないぜ」です。
勝利条件
山札・手札がなくなるまでプレイを続け、最後まで手札が残ってしまったプレイヤーが「デュラーク(バカモノ)」となります。本場ではデュラークになったら一杯飲むという罰ゲームもあるらしいです。
私が思うこのゲームのキモ(戦略のポイント)
- 前半は手札の構築、後半は残りカードの記憶と構築した手札で勝ち切るという2部構成になっています。
- 切り札スートは強い。後半戦に切り札は手札に残しておきたいです。
- 序盤に相手に切り札スートを使わせるために
- 相手の手札に枯れているスートを把握して攻撃
- 同時出しの攻撃の際、切り札スートを混ぜて複数枚攻撃。防御されても切り札を使わせることができる。
- 序盤に複数枚カードを攻撃に出してドロー枚数を増やす。ドローを増やして切り札を引く。
- 切り札以外のカードで2枚以上重なっているのであれば温存せず、積極的に攻撃に使うことでドロー枚数を増やす。
- 防御で場にすでにでたランクを出して攻撃しづらくする。♠Qに切り札スートのQで防御など。
- あえて防御しない選択。
- 攻撃札が手札にあったほうが後半有利になると判断する場合に行う。
- あえてハイカードで防御する。
- 攻撃継続を誘い、失敗してもハイカードが手札に戻ることで後半有利に。
- 同じランクのカードを出すと守りを次の人に送るルールがある場合、場や手札の把握が重要。
・・・とはいえ、運要素も強いゲームなので、何よりも「楽しむこと」が大切ですね!
私が遊んでいるデュラークのアプリ
- iPhone用アプリ
プレイヤーが常にいるのでマッチングに困らない。
スタンプに「m9(^Д^)」があるので、煽り耐性は必要かも。
Durak Online Card Game - ボードゲームアリーナ
通知設定している人が多いのか、プレイでは比較的マッチしやすい。
アリーナモードでは山札を引き切ると切り札が変わるという面白いルールもあるが、あまりマッチしない。
Board Game Arena – Durak
BGAでのELO100付近で弱い方なので、マッチしたときはお手柔らかによろしくお願いします☺
